【アンプBOX本体】

前面は19インチラックボックスの4UサイズにボリュームとVUメーターと電源スイッチだけ付いていて、背面パネルは音声入出力と電源入力のコネクタとファンが付いています。

必要最低限のインターフェイスしかありません。
板金の加工は結構面倒で、時間るため、これだけでも結構大変な作業が必要になり、配置図描いて加工完了まで丸1日かかりました。

箱の中ですが、
左側に配置されている4つの基板がパワーアンプ基板です。
何で4つもアンプが必要なのかは後述します。

真ん中やや右側に縦に並んでいる棒状のものが端子台です
その名のとおり端子が並んでいて、電源などを一度中継して、ここからそれぞれの基板に配線されます。

右上に見える黒-茶-銀のブツがトランス、日本語で変圧器と呼ばれるもので、家庭用商用電源(普通のコンセント)のAC100Vの電圧を回路で扱う電圧レベルに変換すると同時に、ボックス内部の回路と外部を絶縁する役割があります。

右下に筒状のものが4つ並んでいるのがコンデンサ(キャパシタ)で、電解コンデンサと呼ばれる大容量タイプのコンデンサです。コンデンサは電気を溜めるバケツみたいな物です。

この写真では見えませんが、コンデンサの近くにブリッジダイオードが付いていて、ここでAC電源をDC電源に変換(整流)しています。

基本的に電子回路の電源はDC電源が必要になります。身近な電化製品もコンセントからAC100Vを供給しますが、内部でDC電源に変換されています。

左の2写真が前面パネルの裏側になります。基板が4枚並んでいて、写真に向かって左側から電源基板、電源ON/OFF制御基板、VUメーターアンプ、チャンネルディバイダー基板です
詳細については個別に後述します。

箱の中に入っているものはざっとこれくらいです。

【ユーザーインターフェイス】
Raspberry Pi B に KODI(旧XBMC)を入れてマルチメディアプレーヤーにしました。
Raspberry Pi B
Raspberry PiはRSで売っているコンピューターボード、要は小さいパソコンです。
SDカードにLinux系のOS(無料)をインストールして使います。
ちっさいけど、なんでもできて3000円前後で入手できます。
3000円でパソコンが買えるなんていい時代になりましたね。
ただし自由度が高い反面、ある程度の知識が必要になります。
とは言っても、コマンドラインとは何ぞやというくらいで問題なく、あとはGoogleさんに聞きながらやれば誰でも出来ます。
各社から関連書籍も多く出版されていますし、子供向けのHow To本まであるくらいです。
起動画面はこんな感じ
キーボードとマウスを付けて普通のPCと同じ様に操作できます。
上の画面で動画を選択すると、ネットワーク上のPCやメディアセンターに保存されているメディアを再生することができます。


ホームビデオとかTSファイルが問題なく再生できる。
(tsなどmpegファイルを再生するにはデコーダーのライセンスを購入する必要があります。300円程度です。)
その他YouTubeや、スマホの中にあるファイル、PCで録画したテレビ番組、ブルーレイだって見れちゃいます。
こんなにいろいろ出来るのに消費電力は5Wくらいとかなりエコ。

もちろんミュージックも再生できます
Trow機能を使ってスマホ内のファイルを投げつけて再生したり、
専用のアプリをダウンロードすればスマホから操作も出来ちゃったり、
自由度は無限大です。

Kodiは少し前に新規ダウンロードが出来なくなってしまいました。
(2015.10.12現在はどうか分かりません。)
現在製作中のアンプではKodiの後継とされるOSMCというOSで開発中です
こちらもKodiに勝るとも劣らぬ多機能です。
テレビリモコンで操作できるなどの便利機能も追加されています。
また現時点でRaspberry Pi 2が発売されており、上記のものの2倍の処理能力があるようです。
これから新規で挑戦される方は、Raspberry Pi 2 + OSMCでされることをお勧めします。
まず買って遊んでみてください。
最初は訳分からなくて1日、2日があっという間に潰れますが、やりたい事が出来たときの嬉しさったら無いです。

【スピーカー】

300mmのウファーにツイーターの2wayバスレフです。
ウーファーはどこのメーカーのものか忘れました。
ツイーターは2個付いていますが、片方にしか配線をつないでいません。
いずれも3000円から4000円くらいだったような気がします
安いユニットですが、いい音出してくれています。
箱は木材屋にカットしてもらったMDF材を組み立てて作りました。
前のバッフルだけ取り外して、いろいろなユニットを取り付けられるようになってます。

以上が、全体概要です。
次のページからそれぞれの詳細内容を紹介していきたいと思います。


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